2010年8月28日土曜日

SUN,「セカンドライフ」でリンデンドルを日本円へ直接

 セカンドライフ内で「Tokyo ZERO番地」の運営などを行っているSUNは,「セカンドライフ」で流通する仮想通貨“リンデンドル”と日本円を含む多通貨決済が可能なシステムを,世界で初めて開発したと発表した。このシステムを利用し,日本語での決済サービスが4月25日より開始されている。

 

 これは,各SIMの運営者にシステムが提供され,SIM内に設置されたATMを経由して,リンデンドルと日本円が交換できるというもの。プレイヤーがリンデンドルを日本円にする手続きを行うと,登録された日本の銀行口座に,直接日本円が振り込まれる。セカンドライフ内ではこれまで,英語による米ドルへの交換のみに対応し,クレジットカードおよびPayPalを利用
した決済に限られていた。
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 このシステムは,米リンデンラボの提供するリンデンドルの購入システムと,PayPalのシステムに,SUN独自の決済技術を応用することで実現したとのこと。

 今後は,海外展開も予定されており,ユーロ/元などほかの通貨にも対応したシステムの提供が予定されている。



 同社の代表取締役 奥井宏太朗氏は,「リンデンドルと日本円を含む多通貨決済が可能になったことで,より多くのセカンドライフユーザーが利用するようになり,結果としてセカンドライフ内の経済が活性化するのではないかと期待している」とコメントしている。
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 日本語で,リンデンドルを日本円に直接交換できるようになることは,現状の利用者にはとても便利なものになるだろう。とはいえ,利用するつもりの人は,お金に関することなのでくれぐれも慎重に。

引用元:ローズ(Rose) 専門サイト